2026.10.19
お客様と従業員を守るために、企業としての方針を明確にしましょう
2026年10月1日から、カスタマーハラスメント(カスハラ)対策が事業主の義務となります。
顧客などからの言動のうち、社会通念上許容される範囲を超え、そのことによって従業員の就業環境が害される行為をいいます。
※SNSなどのインターネット上での行為や電話での行為も対象

自動車整備・車販・鈑金など、お客様と直接接する機会の多い事業者にとっても、決して他人事ではありません。
カスハラ対策で大切なのは、問題が発生してから個々の従業員が判断するのではなく、「会社として、どのように対応するのか」をあらかじめ決めておくことです。


カスタマーハラスメントに対する基本方針

従業員が相談できる窓口

迷惑行為や過度な要求があった場合の対応方法

被害に応じて従業員をフォローできる体制

従業員への教育・研修

再発防止のための取り組み
厚生労働省の企業向けマニュアルでも、基本方針の明確化、相談体制、対応手順、被害を受けた従業員への配慮、従業員への教育・研修、再発防止などが基本的な対策として示されています。
従業員を守る体制づくりが、お客様との信頼にもつながります。
せっかく会社としてカスハラ対策の方針を決めても、お客様にその内容が伝わらなければ、「会社としてどのように対応するのか」が分かりません。そこで活用したいのが、「ホームページなどを使った情報発信」です。

例:当社では、従業員が安心して働ける環境づくりのため、カスタマーハラスメントへの対応方針を定めています。
このような一文を掲載するだけでも、企業としての姿勢をお客様に明確に伝えることができます。
ホームページは、営業時間や住所、電話番号を掲載するだけのものではありません。現在では、次のような情報も発信できます。
◇会社としての取り組み ◇お客様へのお願い ◇カスタマーハラスメント対策 ◇個人情報保護への取り組み ◇採用情報 ◇整備・サービスのこだわり ◇お客様に安心して利用いただくための情報
特に、地域のお客様から選ばれるためには、「何をしている会社なのか」だけでなく、「どんな考え方で仕事をしている会社なのか」を伝えることも大切です。
決めた方針は、お客様に伝わってはじめて力になります。まずは自社の対応方針を整理し、ホームページで発信するところから始めましょう。